Archive for the ‘demofall12’ Category

iPhoneで手軽にビデオ編集

Sunday, November 25th, 2012

新興企業が最新技術を紹介するカンファレンスであるDEMO Fall 2012では、撮影したビデオをiPhoneで簡単に編集できるアプリが登場した。

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Givitというアプリ

Givit (ギヴィット) はSan Diego (カリフォルニア州) に拠点を置く企業で、同名のGivitというiPhone向けアプリを開発している。Givitはビデオを編集するアプリで、長いビデオからいい場面だけを取り出して編集することができる。上のスクリーンショット (出展はいずれもVentureClef) はアプリを操作しているところで、左側はGivitホーム画面で、最上段のRecord Nowボタンを押してiPhoneでビデオ撮影を行なう。画面中段のCreate Highlightボタンを押して編集作業を行なう。右側がビデオ編集の様子で、カメラロールから編集するビデオを選択する。

編集作業では、Highlight (ビデオのハイライト抽出)、Effects (特殊効果挿入)、Music (音楽挿入) を行なう。下のスクリーンショット左側はHighlightのプロセスで、Instant Highlightボタンを押すと、このシーンから7秒間遡ってビデオを抽出する。Effectsは、各クリップに対して特殊効果を挿入する。スロー・モーション(下のスクリーンショット右側)、倍速送り、インスタント・リプレイなどのボタンを押して特殊効果を設定する。

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Musicのプロセスではサウンドトラックに音楽を挿入する。iPhoneのiTunesライブラリに格納している音楽を挿入する。完成したビデオはそのままiPhoneに保存して楽しむことができる。また、タイトルとメッセージを記入して、FacebookやYouTubeに投稿することもできる。

トレンド

Givitのブースで同社CEOであるGreg KostelloからGivitアプリの説明を聞いた。Kostelloが強調したのは、GivitはSound Bite (サウンド・バイト) という手法を取り入れていること。Sound Biteとは映像をニュースなどの放送用に短く纏めたもので、視聴者にハイライトだけを放送する手法である。GivitはこれをiPhoneで実現しており、長いビデオの中からいい場面だけを取り出し、家庭版Sound Biteを制作できる。実際にGivitを使ってみると、iPhone 4Sで快適に操作でき、小さなディスプレイで手軽にビデオの編集ができる。若者世代はビジュアルに向っており、写真共有アプリではInstagramが絶大な支持を得ている。GivitはInstagramの成功を学習し、これをビデオの世界で生かそうと試みている。若い世代はどう反応するのか気になるアプリである。

拡張現実世界でクーポン探索

Sunday, November 25th, 2012

新興企業が最新技術を紹介するカンファレンスであるDEMO Fall 2012では、スマートフォンでクーポンを探索するサービスが登場した。

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Cachetownというサービス

Candy LabはSan Diego (カリフォルニア州) に拠点を置く企業で、Cachetown (キャッシュ・タウン) というアプリを披露した。Cachetownは拡張現実技術を応用したアプリで、利用者はスマートフォンのモニターを通じて、コインや宝石箱を見ることができる。コインや宝石箱がクーポンで、これらを集めて景品を貰う仕組みである。Candy Labのブースにて、同社Chief Creative OfficerのNik Ingersollから、Cachetownの説明を聞いた。上の写真 (出展はいずれもVentureClef) はAndroidタブレットでCachetownアプリを起動し、Playモードでクーポンを探している様子である。会場内には仮想のボックスが配置されており、これを探すゲームである。ボックスを見つけてタッチすると、「The Demo Fall 2012 Challenge Has Started 」、と表示された。

アプリについての説明を受けた後に、スマートフォンにCachetownをダウンロードして、宝探しに出かけた。DEMO Fall会場内や周辺には仮想のコインやボックスが配置されており、Cachetownアプリでこれらを探索することができた。下のスクリーンショットがその様子で、ディスプレイを通して黄金のコインやカラフルなボックスを見ることができる。左側はボックスを発見したが距離が遠いケースで、右側はコインにタッチしてクーポンを取り出すことができる距離である。ディスプレイ右上のレーダーはコインやボックスの場所を示している。Cachetownアプリを使ってみると、様々な場所にコインやボックスが配置されており、会場周辺を歩きながら宝探しができ、楽しめるアプリである。

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応用事例

IngersollはCachetownの利用方法について解説してくれた。小売店舗はCachetownを使ってキャンペーンを展開する。店舗周辺や店舗内にクーポンを掲載することで、消費者はクーポンを獲得するために、店舗に足を運ぶことになる。実際に、Los Angelesにおいて、ToyotaはCachetownを使ってキャンペーンを展開した。Toyota販売店にクーポンを掲載し、消費者はこれらクーポンを求めて販売店を訪問し、全てのクーポンを集めた消費者に3万ドルの自動車が景品として進呈された。Cachetownは集客ツールとして利用されている。

Out of Band Authentication

Thursday, November 15th, 2012

新興企業が最新技術を紹介するカンファレンスであるDEMO Fall 2012では、スマートフォンを活用した様々なセキュリティ技術が登場した。

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Authentifyというベンチャー企業

AuthentifyはChicago (イリノイ州) に拠点を置く企業で、Out of Band Authentication技術を開発している。Out of Band Authenticationとは、利用者がパソコンでウェブサイトにアクセスする際に、パスワード入力の他に、第二の認証をパソコンとは異なるルートで行なう技術である。上のスクリーンショット (出展はいずれもAuthentify) がその事例で、利用者がXYZ Financialという銀行のオンライン・バンキングにアクセスして、銀行送金を行なっている様子である。この際Authentifyは、パソコンとは異なるルートであるスマートフォンで第二の認証を行なう。利用者はこのサービスを利用するにあたり、Authentifyが提供する2CHKというアプリをスマートフォンにインストールしておく。下のスクリーンショットがその様子で、利用者であるJohn Smithが、上述オンライン・バンキングで、2500ドル送金する処理を行なうと、その通知が利用者のiPhoneに届く (下のスクリーンショット左側画面)。この項目にタッチすると、トランザクションの詳細が表示される (同右側画面)。

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利用者は内容が正しければConfirmボタンを押すとトランザクションが成立する。見覚えのない銀行送金トランザクションが2CHKに表示された場合は不正行為で、利用者はCancelボタンを押すことで、この処理を中止することができる。2CHKはスマートフォン・アプリの他に、ウェブアプリとしても提供されている。利用者が銀行送金処理を行なうと、確認画面が別のブラウザーに表示される。銀行送金の他に、オンライン・ショッピングでの高額な買い物や、パスワード・リセットなどに、この技術が使われている。

トレンド

スマートフォンやタブレットなど、モバイル技術が進化する中、モバイル・デバイスを利用したセキュリティ新技術の登場が相次いでいる。ToopherはAustin (テキサス州) に拠点を置く新興企業で、Androidアプリで二要素認証を行なう技術を提供している。Duo SecurityはAnn Arbor (ミシガン州) に拠点を置く新興企業で、iPhone向けに二要素認証サービスを提供している。両社とも、利用者がウェブサイトにログインした際に、スマートフォンに確認メッセージが表示される技術を開発している。トークンとは異なる方式の二要素認証技術が普及し始めた。

スマートフォンでの生体認証技術

Thursday, November 15th, 2012

新興企業が最新技術を紹介するカンファレンスであるDEMO Fall 2012では、スマートフォンやタブレットを対象としたセキュリティ技術が登場した。

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PassBanというベンチャー企業

PassBanはSan Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置くベンチャー企業で、Passboardというアプリを開発している。Passboardは利用者がスマートフォン上でアプリにアクセスする際の認証機能を提供している。上の写真 (出展はいずれもPassBan) 左側がPassboardのホーム画面で、認証機能としてPasswordの他に、Voice、Location、Face、Token、Motionなどのオプションを提供している。利用者はアプリにアクセスする際に、これらを組み合わせて使用し、アプリに応じて認証強度を調整することができる。上の写真右側がその様子で、Cameraアプリにアクセスする際の認証強度をHighに設定しているところである。

次の写真左側は、認証機能のうち、Faceを利用している様子である。Faceとは顔認証機能で、利用者は事前に顔写真を登録しておき、Passboardはスマートフォンのカメラで撮影した写真と登録している写真を比較し、本人であることを確認する (下の写真左側)。下の写真右側はVoiceという音声認証を利用している様子で、利用者はディスプレイに表示される数字を読み上げていく。Passboardはスマートフォンのマイクから入力された利用者の音声と、登録している音声を比較し、認証を行なう仕組みである。

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Locationは位置情報に応じた認証機能を提供する。また、TokenはRSA SerureIDのように、第二のパスワードとしてトークンを生成する。Motionは、指定されたデバイスを振ることで、認証を受ける機能である。

Passboardブースにて、Business Strategy担当のNeda Mandegaranが、デモを交えて利用方法を解説した。Mandegaranは、仕事でSalesforceアプリを起動する際に、FaceやVoiceなどを利用し、そのバックアップとしてMotionを使うとPassboardの使い方を解説した。実際にブースでFaceとVoiceを試したが、会場は暗く騒がしいため、認証結果はFailとなった。このバックアップとしてMotionを指定し、持っているタブレットを振ることで、認証が完了した。まだ技術改良の余地はあるものの、PassBanのように、スマートフォンで生体認証を行える環境が整い始めた。

手の動きでテレビを操作

Thursday, October 25th, 2012

新興企業が最新技術を紹介するカンファレンスであるDEMO Fall 2012では、ウェアラブル・コンピュータの試作品が登場し、話題を集めた。

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逆転の発想でテレビを操作

Tarsier (ターシア) はShoreview (ミネソタ州) に拠点を置く企業で、MoveEyeという装置を開発した。MoveEyeはメガネとソフトウェアから構成されたシステムで、利用者の視線を追跡し、手の動きを把握する機能を持っている。同社CEOであるShafa Wala (上の写真、出展はいずれもVentureClef) がMoveEyeを着装し、デモを行ないながら機能の説明をしてくれた。メガネの上に二台のウェブカメラを搭載し、イメージをパソコンに転送する。「カメラは利用者がモニターのどこを見ているかを追跡し、手によるジェスチャーの意味を解読する」とWalaがその仕組みを解説した。下の写真はWalaがMoveEyeを着装してカーレースのゲームをしている様子である。Walaは腕を伸ばしハンドルを持っている感覚で、自動車を操作した。ハンドルを左右に切り方向を変え、手前に引いてシフト・アップを行なう。MoveEyeを着装して、実際に試してみたが、ハンドル操作は非常に敏感で、すこし動かすだけで、自動車の方向が大きく変わる。慣れるに従い、ハンドル操作がスムーズになり、カーレースの臨場感を味わった。短時間で操作のコツがつかめゲームを楽しめた。

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Walaは、「MoveEyeは試作品で、最終製品ではメガネの内部にカメラを実装し、データは無線でパソコンに送信する方式となる」と、プロトタイプを手にしながら説明した。ゲームの他に、テレビでビデオ・ライブラリーを表示し、手を動かして希望の映画を選択できる。ボリュームの調整をジェスチャーで行なう機能も搭載されている。

トレンド

利用者が手や体の動きでゲームを操作する装置では、Microsoft Kinectが幅広く利用されている。KinectはXboxと連携し、カメラと赤外線カメラを使って、利用者の動きを三次元で把握する。一方MoveEyeは、カメラはビデオ側ではなくメガネに実装しているのが特徴である。メガネから手の動きを追跡する仕組みである。手はメガネから見えるところに位置する必要はあるが、MoveEyeを操作してみると、ウェアラブル・コンピュータとゲームの相性は良いと感じた。Google Glassもメガネにカメラやモニターを実装した構造である。これからはメガネから手の動きを入力信号として処理する方式が広まりそうである。