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ベンチャー企業からApple Siri対抗アプリが登場

Thursday, May 16th, 2013

【進化するエンタープライズ・モバイル (4)】 企業向けモバイルの最新動向を、DEMO Mobileからレポートする。最終回の今回は、Androidスマートフォン向けにアシスタント機能を提供しているSherpa (シャーパ) というアプリを考察する。

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Apple Siri機能をAndroidスマホで提供

SherpaはErandio (スペイン) に拠点を置くベンチャー企業で、同名のSherpaというアシスタント機能を提供するアプリを開発している。Sherpaは、Apple Siriと同等の機能を、Androidアプリとして提供している。スペインで開発されたアプリで、スペイン国内で人気のアプリである。Sherpaは、DEMO Mobileで、英語版アプリをリリースし、アメリカでの展開を開始した。Sherpaは、利用者の音声による質問に対して、音声と画面で回答を示すアプリである。上のスクリーンショットがその事例で、利用者が「オバマさんとは誰?」と尋ねると、Sherpaは、「Barak Obamaについて知っていることを示します」と述べ、オバマ大統領に関する情報をカード形式で表示する(左側)。カードには、オバマ大統領の写真と説明が、雑誌記事のように表示される。中央のwwwアイコンにタッチすると、オバマ大統領のウェブサイトが表示される (右側)。ビデオアイコンではYouTubeビデオが、カメラアイコンではBingでの写真検索結果が表示される。

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インテリジェントな応対

Sherpaに問いかける時は、右下のマイク・アイコンにタッチする。上のスクリーンショット左側はマイク・アイコンにタッチして質問したところで、Googleの音声検索画面が登場する。Sherpaは、フロントエンドの音声認識機能は、Googleの音声検索 (Voice Search) を利用している。利用者が「お腹が空いた」と語りかけると、SherpaはGoogle Maps上に、近所のレストランを表示する(同右側)。Sherpaは利用者の発言の意図を解釈して、最適な情報を表示する。利用者が「明日は雨が降る?」と質問すると、Sherpaは、現在地 (Mountain View) の明日 (5月10日) の天気を回答する (下のスクリーンショット左側)。Sherpaは、利用者の位置や現在の時間を認識している。それでは、Apple Siriで話題になった「明日は傘がいる?」と質問すると、Sherpaは、「傘を持参するかどうかはあなたが判断することですが、5月10日の天気予報を示します」として、現在地の天気予報が表示される(同右側)。「明日はジャケットがいる?」と質問しても同様な答えで、Sherpaは質問の意図をくみ取って回答する。

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タスクを実行する機能

Sherpaは、情報検索だけでなく、利用者の指示に従って、アプリを操作することもできる。利用者が、「テキスト・メッセージを送信して」と指示すると、Sherpaは「メッセージは?」、「誰に?」と質問し、これに対して、内容と送信先を回答すると、メッセージが生成される(下のスクリーンショット左側)。この確認画面で「イエス」と回答すると、テキスト・メッセージが送信される。右側が受信したメッセージで、処理が上手く完了したことを示している。SherpaはAndroid OSのメッセージ機能と連携し、公開されているAPIを使い処理を実行している。

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Sherpaは、この他に、「Facebookに記事を掲載して」と指示すると、利用者のNews Feedに記事を投稿する。「レストランを予約して」と指示すると、Sherpaは、OpenTableの予約サイトを表示する。また、フライトの予約を指示すると、Sherpaは、出発地、目的地、日時、人数を尋ねる。これらに回答すると、Sherpaはお勧めのフライトを表示する。フライトの予約は、Lastminute.comというサイトで行う手順となる。

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Sherpaを構成する技術

Sherpa CEOのXabier Uribe-Etxebarria (上の写真右側) が、システム概要について説明してくれた。Sherpaは、前述の通り、音声認識技術は、GoogleのVoice Search利用している。Sherpaの技術は、自然言語解析 (Natural Language Processing) とセマンティック技術にある。Sherpaは、利用者の発言を、文章の構造や意味を分析し、意図を読み取る。質問に対する回答を、複数サイトから収集し、カード形式 (Interactive Information Card) で提示する。情報提供だけでなく、メッセージ送信などのトランザクションの実行も行う。打ち合わせ時間が迫るとアラートを表示する機能も開発されている。AppleはSiriというベンチャー企業を買収して、音声解析機能を入手した。いま再び、ベンチャー企業から、人工知能技術を応用した、クールなアプリの登場が始まった。

スマートフォンで利用者と対話するビデオ

Wednesday, May 8th, 2013

【進化するエンタープライズ・モバイル (3)】 企業向けモバイル技術の最新動向を、DEMO Mobileからレポートする。モバイル・プラットフォームでは、音声による入力が殊のほか重要となる。Volio (ボリオ) というベンチャー企業は、利用者の問いかけに、ビデオで答える技術を開発している。Volioの創設者であるRon Croenが、ステージでデモを交えて、この技術を紹介した (下の写真)。

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好みを聞きながらカクテルを作る

Volioは、San Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置き、同名のVolioというデジタル・メディア技術を開発している。Volioは音声認識機能を持ち、利用者の質問を理解し、質問に対する回答をビデオ映像で行う。Volioは、男性向け雑誌Esquireのアプリ (Talk to Esquireという名称、下のスクリーンショット) として提供されている。アプリを起動すると、三人の編集者が登場し (同左側)、ファッション、カクテル、ヘアースタイルについて、アドバイスをする。利用者はカラムにタッチして、この中から希望のテーマを選択する。右側のスクリーンショットは、カクテルを選択した様子で、ドリンク担当のコラムニストであるDavid Wondrichが、カクテルの作り方を解説する。アプリでは録画されたビデオが再生され、Wondrichが利用者の好みを聞きながら、カクテルを作っていく。

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下のスクリーンショットは、カクテルの作り方を講義している様子である。左側は、Wondrichが、「カクテルのベースは、ウォッカ、ウイスキー、ラムの中で何が好きか」と聞いているところである。利用者を撮影したビデオが、小さなウィンドウに表示され、質問に対して、「ウォッカが好き」と答えている様子である。

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次にWondrichは、「新しいカクテルとクラッシックなカクテルのどちらが好きか」と質問し、それに対して、「新しいカクテル」と回答。Wondrichは、それでは、「Piscoというカクテルを紹介する」として、実際に、ビデオでカクテルの作り方を紹介する (右側のスクリーンショット)。WondrichはChilean Piscoというカクテルを作り、会話しながら、カクテルの作り方を楽しく学べるアプリである。カクテルを作りながら、お酒の歴史的背景などの説明も入り、雑学を学べるアプリでもある。Wondrichとの会話で、こちらの発言のあとに一瞬ポーズがあるが、ビデオ間のつなぎ目は無く、スムーズに会話が展開する。Volioは、Esquireのような雑誌社が、読者に記事をインタラクティブに配信する方式として利用されている。

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利用者と会話しながら商品をPR

Volioはこの技術を商品PRに応用している。上のスクリーンショットがその事例で、ヘアースタイルについての講義の後に、利用者に最適な商品を推奨する構成となっている。この講義では、Esquireのグルーミング・コラムニストのRodney Cutlerが、男性向けに髪の手入れについて解説する。Cutlerは利用者に、髪が長いか・短いか、ストレートか・カールか、いまどんなヘアケア製品を使っているかを質問する (上のスクリーンショット左側)。講義の最後で、Cutlerは、髪が短い人向けに、Bumble & BumbleブランドのGrooming Crèmeというヘアクリームを推奨する。利用者は講師とインタラクティブに会話を進めながら、自分に最適ヘアケア商品を知ることになる。

いま、消費者との対話を通して、商品をPRする方式が、注目を集めている。Volioに先立ちNuanceは、2013年4月、Nuance Voice Adsという新方式の広告配信技術を発表した。この方式では、スマートフォンに広告バナーが表示され、ここにタッチすると、ボールが表示される。ボールは、「何か質問ある?」と問いかけ、これに利用者が、「○○○を買うべきか?」と尋ねると、ボールは、「じゃあコイントスで決めよう」と会話が進行する。最後にボールは、「スマートフォンはお金の匂いがする」として、デオドラント商品を表示する (下のスクリーンショット)。スマートフォンの小さな画面に、広告クリエイティブを表示するには限界がある。この代わりに、NuanceやVolioの技術で、利用者と会話しながら広告を配信する方式が注目されている。

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Volioのビジネス開発副社長Rebecca Leeが、Volioの技術について説明してくれた。LeeはVolioの構成について、「アプリで登場するシーンを事前に撮影しておき、利用者の質問に応じて、ビデオを組み合わせていく」と解説した。Volioのコア技術は自然言語解析で、「Volioは利用者の幅広い質問を理解する」と説明した。Apple Siriとの対話は、音声だけで進むが、これにビデオを付加したのがVolioと解釈できる。Volio創設者であるCroenは、Nuanceの創設者でもある。Croenは1994年にNuanceを創業し、CEOなどを歴任し、2005年にNuanceを退き2011年にVolioを設立した。スマートフォンで利用者と会話するアプリは、応用分野が広く、夢が広がる技術である。

小型人工衛星を操作するベンチャー・ビジネス

Tuesday, April 30th, 2013

【進化するエンタープライズ・モバイル (2)】 先週に引き続き、企業向けモバイルの最新動向を、DEMO Mobileカンファレンスからレポートする。今週は、小型人工衛星を打ち上げ、その制御を一般に公開しているビジネスを考察する。

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センサーを搭載した小型人工衛星

この事業を行っているのは、NanoSatisfi (ナノ・サティスファイ) という、San Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置くベンチャー企業で、小型人工衛星を開発し、その制御を個人や企業に開放している。NanoSatisfiが開発している小型人工衛星は、ArduSat (オーデュサット) という名称で、外観は上の写真の通りである。大きさはほぼ10センチ四方で、重さは1.3Kgである。ArduSatは、多数のセンサーを搭載し、地上からこれらを操作して、様々な実験を行うことができる。ArduSatが搭載しているセンサーは、加速度計、ジャイロスコープ、ガイガー・カウンター、放射温度計、カメラなどである。カメラは解像度が1.3Mピクセル、焦点距離が6ミリ、画角が60度で、想定される飛行高度から400km四方の撮影ができる。搭載されたセンサーはPayload Board (下の構成図の青色のボード) で制御される。このボードはArduinoというコントローラで構成され、上述のセンサーやカメラを制御する。Arduinoはオープンソース・ハードウェアで、開発コミュニティで幅広く利用されている。

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個人や企業が宇宙開発に参加

NanoSatisfiはArduSatを制御するアプリ   (Apps In Orbit) を開発している。このアプリはPayload Boardと連携し、ArduSatに搭載したセンサーを操作し、各種実験を行う。一般利用者は、開発されたアプリを使って、ArduSatを操作することができる。また、NanoSatisfiは開発環境を公開しており、利用者が独自のアプリを開発することもできる。宇宙開発に関心のある個人や企業や大学は、NanoSatisfiのサイトでアプリを開発して利用する。利用者は専用サイト (ArduSat Control Center ) で登録を行い、ここでアプリ開発から試験までを行う。アプリ開発が完了すると、この専用サイトから飛行中のArduSatに命令を送信し、センサーやカメラの操作を行う。利用者はArduSatの位置をモニターし、観測データをダウンロードする。ダウンロードしたデータや写真などを解析して、ミッションを遂行する手順となる。

ArduSatプログラムへの日本企業の参加

NanoSatisfiは、ArduSatの利用方法について、様々なアイディアを提案している。その一つが教育で、分光器を使って太陽光を観察したり、衛星から地上の写真撮影を行い、地上の形状を認識するなどの教育プログラムを示している。また、放射線量を測定し、それがどこからやって来るのかを分析するプログラムや、カメラや分光器を使って地上の雲を観測し、個人が天気予報を行うプログラムなど、学校向けの教育プログラムを提案している。

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NanoSatisfiのCEOであるPeter Platzerは、DEMO Mobileカンファレンス (上の写真) でプロトタイプを手にして、ArduSatの機能を説明した。後日、Platzerから、NanoSatisfiの事業計画やロードマップなどを聞いた。Platzerは、ArduSatのプラットフォームはオープンであり、日本企業や技術者の参加を呼びかけた。Platzerは、「日本企業がスポンサーとなり、1万人の学生に、ArduSatを操作する機会を提供できる」と、企業が学校教育に貢献する方式を紹介した。また、「高性能センサーを開発している日本企業が、このプロジェクトに参加して、製品をArduSatに搭載することで、日本の技術力を世界に示すことができる」とも説明した。NanoSatisfiは、ArduSat二機を、2013年8月に、打ち上げる予定である。Platzerは、「ArduSat二機は、日本のロケットであるH-IIBのペイロード (こうのとり4号機) によりISS (国際宇宙ステーション) に運搬される」と、打ち上げ計画を説明した。ArduSatは、「ISSからロボットアームにより、軌道上に放出される」手順となる。その後は、こうのとり5号機、更に、アメリカの民間ロケットであるSpaceXによりISSに輸送される計画である。

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オープンな宇宙開発

ArduSatはCubeSat (キューブサット) という規格の小型人工衛星である。CubeSatは、10センチ四方の形状で、重量が1.33Kg未満のものを1U規格と定義している。これを連ねた2U及び3U規格がある。この規格は、スタンフォード大学等が制定し、各国の大学が宇宙開発に参加できることを目指している。日本の大学も参加しており、2012年10月に、ISSからCubeSat五機が放出 (上の写真) されている。アメリカでは、SpaceXのように、民間企業が宇宙開発ビジネスに参入して、成果を上げている。ベンチャー企業も宇宙を目指しており、NanoSatisfiは、小型人工衛星をプラットフォームとする事業を模索している。ArduSatは、上述の通り、オープンソースの制御装置から構成され、開発基盤を公開している。Androidスマートフォンで、斬新なアプリが登場しているように、ArduSatという人工衛星プラットフォームで、キラー・アプリが登場するのか、宇宙開発も我々の手の届くところまで降下してきた。

新感覚のテレビ会議、iPhoneでパノラマ画面を操作

Wednesday, April 24th, 2013

【進化するエンタープライズ・モバイル (1)】

モバイル技術の進化が加速している。今回からシリーズで、「進化するエンタープライズ・モバイル」と題して、ベンチャー企業で開発が進んでいる、企業向けモバイル最新技術を、DEMO Mobileカンファレンスからレポートする。

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テレビ会議がパノラマに進化

最初は、Cupertino (カリフォルニア州) に拠点を置く、Altia Systems (アルティア・システムズ) というベンチャー企業をレポートする。Altia Systemsは、PanaCast (パナキャスト) という名称で、パノラマ映像によるテレビ会議システムを開発している。上の写真は、PanaCast Cameraという、パノラマ映像を撮影するカメラである。円盤状のデバイスに6台のカメラが埋め込まれ、200度のHDパノラマ写真を撮影する。カメラはスタンドに固定され、撮影したイメージをPanaCastクラウド経由で、会議参加者のiPhoneやiPadに送信する。

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Altia Systems CEOのAurangzeb Khanが、PanaCastによるテレビ会議で、製品概要を説明した。事前に、iPhoneに、PanaCastという専用アプリをダウンロードしておく。会議前に、Khanからテキスト・メッセージでURLを受信し、リンクにタッチすると、iPhoneでPanaCastアプリが起動し、テレビ会議に入った。上のスクリーンショットがテレビ会議を行っている様子で、画面は鮮明で、音声はiPhoneのスピーカーから出力された。

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画面をピンチするとイメージがズームアウトされ、会議室全体が表示された (上のスクリーンショット、iPhone画面の上部)。画面は6台のカメラで撮影したイメージから構成されている。見たい場所をダブル・タップすると、その画面にズームインする。画面を左右にスライドすると会議室の中を移動できる。

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上のスクリーンショットは、KhanがPanaCast Cameraを紹介している様子で、画面をスナップしてデバイス部分を拡大したところである。画面操作は快適で、左右へのスライドや、縮小・拡大操作は滑らかに行えた。上述の通り、画像は6台のカメラ・イメージを繋ぎ合わせているが、その境目は認識できなく、一枚の写真のように見えた。会議中に部屋の中を移動し、見たい場所をズームアップでき、新鮮な驚きを感じた。Skypeのように特定画面に縛られるのではなく、画面を操作して、発言者や出席者やホワイトボードなど、見たい場所に移動できるのは、自由を手に入れた心持であった。

テレビ会議からセキュリティ・カメラまで

PanaCastでテレビ会議を行う前に、簡単な手順でセットアップを行う。まず、PanaCast Cameraに電源とイーサネット・ケーブルを接続する。カメラで撮影したイメージは、イーサネット経由で送信される。次にiPhone又はiPadで、デバイス上部に印刷されているURLをブラウザーに入力し、アプリをダウンロードする。これでセットアップが完了。ビデオ会議を始める時は、アプリのStart a Meetingボタンを押して、カメラ上部のQRコードを読み込む。参加者にはテキスト・メッセージなどで、URLを送信する手順となる。下の写真はPanaCast Camera背面の様子で、一番手間にに電源とイーサネット・ポートがある。右上はUSBポートで、ファームウェアのアップデートなどで使われる。

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PanaCastはセットアップが簡単で、手軽にパノラマ・ビデオ会議ができるのが特徴である。企業の会議室に、高価なテレビ会議システムを設置する代わりに、必要に応じて、PanaCastを持ち込み、テレビ会議を行うことが可能となる。会議参加者は、社内ではWiFiで、社外ではLTEなど携帯電話通信網を利用する。LTE網が整備されている日本市場では威力を発揮すると思われる。PanaCastはテレビ会議以外にも、様々な使い方が検討されている。Khanは、「PanaCastは遠隔教育やライブ・イベントのストリーミングで使われている」と説明した。更に、PanaCastをセキュリティ・カメラとして利用することも検討されている。Khanは、「PanaCastを固定カメラ及び車載カメラとして、セキュリティ分野での利用を検討している」と説明した。PanaCast本体値段は599ドルで、月額19.99ドルのサブスクリプションが必要となる。

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企業の会議方式が変わるか

PanaCastは、Kickstarter (キックスターター) で開発資金を募り、目標金額を大幅に上回る資金を調達した。Kickstarterとは、一般消費者から投資を募る、クラウド・ファンディングのサイトであり、クリエータや開発者は、Kickstarterで映画・音楽制作、IT開発など、様々なプロジェクトの資金を募る。一般消費者は、プロジェクト・サポートのため、また、リターンを得るために投資を行う。PanaCastはベンチャー・キャピタルから投資を受けているが、Kickstarterで開発資金を募ることで、コミュニティとの繋がりができたとしている。スマートフォンやタブレットを企業で活用する、エンタープライズ・モバイルの技術進化が目覚ましい。PanaCastの技術は派手ではないが、今すぐに使える実用的な技術である。企業における会議の方式が大きく変わることを予感させ、PanaCastはモバイル・ワークスタイルの次の形を提案している。