iPadから安全に資料を閲覧

新興企業が新技術を紹介するカンファレンスであるUnder the Radarでは、BYOD (Bring Your Own Device) ワーク・スタイルが広がる中、iPadで如何に安全に業務を行なえるかが議論の中心となった。

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Framehawkという企業

Framehawk (フレームホーク) は、San Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置くベンチャー企業で、タブレットから企業内のアプリケーションやウェブサイトに、安全にアクセスできるプラットフォームを紹介した。これはFramehawk Mobile Application Platformと呼ばれ、企業内で稼動しているアプリケーションやウェブ・アプリを、iPadなどの携帯端末から、セキュアにアクセスするシステムである。タブレット側には専用アプリ (上の写真、出展:Framehawk) が実装され、利用者はここから企業システムにアクセスする構成である。カンファレンスでは、同社のCEOであるPeter Badger (ピーター・バジャー) が、iPadを使ってデモをしながら、Framehawkの説明を行なった。下の写真 (出展:VentureClef) は、iPadからSalesforce.comにアクセスしている様子である。これはiPad上のSafariブラウザーからSalesforce.comにアクセスしているのではなく、専用アプリであるFramehawkからSalesforce.comにアクセスしている様子である。多くの企業は、機密データの漏洩を防ぐため、インターネット経由でSalesforce.comにアクセスすることを禁止している。これに対してFramehawkは、専用アプリからウェブサイトにアクセスする構造で、ウェブサイトのデータをダウンロードすることなく、ウェブページの画面イメージだけを送信する仕組みとなっている。iPad側にデータが蓄積されないため、安全に企業データを閲覧できる。一方、画面イメージを送信するリモート・デスクトップとは異なり、Salesforce.comはiPadアプリとして稼動するので、ネイティブなアプリを使う感覚で、快適に操作できる。

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トレンド

Badger によると、Framehawkは金融機関を対象に事業を展開しており、既に、大手銀行でFramewahkのトライアルが始まっている。スイスに拠点を置く世界最大規模の銀行であるUBSはFramehawkを使ってiPadから企業内データやソフトウェアにアクセスする仕組みを試験している。UBSのアナリストは、客先からiPadで、顧客情報など社内データへのアクセスが可能となった。Framehawkは社内の機密データを安全に表示できるため、応用分野が拡大中である。

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